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先日書いた「持ってたらラッキー☆高額家具」
こちらの動画を作りました~❤
みくるんが持ってる高額家具だけの紹介になりますが、いったい総額でいくらなのか?
なんて気になっていた方!
総額も教えちゃいますよ~
ブログの内容は高額家具とまったく関係ありませんが💦
Youtube動画と同時にブログもUPしちゃいます☆
良かったら動画も見てね❤❤
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ショップの更新情報がありました
まさか、この日に更新があるとは・・・。
もうちょっと後だと思ってた~
まずい~!!
えっ・・・どうしたの??
書かなくちゃ、書かなくちゃって先月から思っていたのですが
なかなか書いてる余裕がなくて・・・。
今日は私はエル子3です
少し長くなってしまいました
もし良かったら読んでくださいね
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私はエル子
家のためだけに作られた女
自嘲気味に呟くこの言葉は私の定番になりつつある
そんな私の前に三度(みたび)あらわれた、あの生き物
また、あなたなの?
今日は、なんの用なの?
エル子の絞り汁ならストックはないわよ
昨日訪ねてきた業者にすべて売ってしまったんだもの
フワフワと浮かぶ生き物(ドラキー)は、ブンブンと首を振ろうとしているが彼には首がなかった・・・。
首が振れない事に気づいたのか「仕方がない」とでも言いたげに、身体に似合わない小さめの羽をブンブンと動かすついでに口も動かす
いつも思うの・・・。
あなたの声って口ではなく羽から聞こえてくるんだけど・・・。
羽の音・・・羽音が言うには、オシャレ通り(ストリート)に衣装を貸してくれる人が到着したそうだ
過去にも、このドラキーのお知らせで
2度ほど貸衣装を借りに行ったけれど
大変な思いをしたことだし
今回はやめておこうかしら・・・。
なんて私の気持ちが顔に出てしまったのか、巨大化したドラキーが一生懸命に勧めてくる
なんでも今回の衣装はエル子にオススメの一品らしい
ドラキーの大きな黄色い声(羽音)が辺りに響き渡る
エル子しか勝たん!!
こんなに熱心に勧めてくれると断りにくいじゃない・・・。
付き合いのいい私は1つため息を吐くと、衣装を借りるためにおしゃれ通り(ストリート)に行くことにした
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貸衣装屋さんの目印は「風船」とドラキーが言ってたけど・・・。
あ、見つけた
あの子が貸し出してくれるのかな?
あの・・・貸衣装を・・・。
風船少女は私をチラっと見るとぼそっと呟いた
エル子しか勝たん・・・。
エル子の隠れファンなのだろうか?
というか、この場合の「エル子」は
種族のことを言っているのでしょうか?
私の言葉に風船少女が頷くと、今までの貸衣装屋とは違い
頼み事などをすることもなく即座に衣装を貸してくれた
辺りを見回しても人の影すらないのをいいことに、その場で貸衣装に着替えた私
良い子の皆は真似しないでね
すると、風船少女から即座に「いいね」がとんできた
少女が用意してくれた姿見に映った自分を見て顔がほころぶ
なんて素敵なんでしょう
これはエル子の為に誂えた衣装
そういえばこの衣装、私達エル子の創生主でもあるエルドナ様が纏われていたものと似ている
これを着ていると、まるでエルドナ様の「腕(かいな)に抱(いだ)かれている」ような気分を味わえる
この姿をお写真に残しておきたい・・・。
そうだ、パシャ活をしよう!
今回の衣装はクエストをしなくても簡単に借りれる代わりに制限時間があるらしい
急がないといけないわね
こういう時に頼りになるのはツスクルにいる学び舎の恩師たち
彼らなら素敵な場所を知ってるはず
私は素敵なパシャ活場所を聞くために、恩師達がいるツスクルに戻ることにした
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久しぶりのツスクル
ここにいると、色々な事が思い出され・・・。
ダメダメ、今は時間がないのだったわ
ああ、あそこにいるトントケさんに聞いてみようかな?
恩師達が忙しそうだったので、いつも暇そうにしているトントケさんに声をかけてみた
お久しぶりです
トントケさん
やあ、エル子ちゃん久しぶりですね
今日は随分と素敵な衣装ですね
ありがとうございます、トントケさん
あの・・・素敵なお写真が撮れる場所を探しています
知りませんか?
う~ん、この先にある知恵の社に行ってみてはどうだろうか?
なるほど、知恵の社なら本がたくさんあるので
知的なエル子写真が撮れそうですね
トントケさんに御礼を言うと、すぐさま知恵の社に向かう
ああ、この道のりはとても懐かしい・・・。
学び舎に通っていた時は
知恵の社までの雑巾がけが私達の日課だったわ
太陽が出る前にツスクルを出発して
ひたすら雑巾がけをしながら進んでいく
ナス達がこぼすナス汁には
いつも悩まされていた・・・。
ナス汁を拭き取ると、知恵の社は眼の前
こうやって私達が毎日のように
丁寧に雑巾がけをしているおかげか
ツスクル平野はゴミ1つ落ちてないと
先生方にお褒めの言葉をいただいていた
すべてが懐かしい思い出
走りながら思い出にふけっていたら、あっという間に到着
あの、ここでお写真を撮ってもいいでしょうか?
返事がない・・・目を開けたまま寝ているようだ
いつ来ても彼はここに立っている
休みもなく働いているんだろう
こうやって目を開けたまま寝ている時が彼にとっての唯一の安らぎ
そんな時間を邪魔してはいけない
そんな思いから、私は知恵の社に無断で侵入した
思い返せば、学び舎時代も無断で侵入することが多かった
彼は1日のうちで20時間は睡眠中だった気がする
起きてる彼に出会えるのはレアケース
私は眼の前にいるクールなヒビキ先生から、お写真を撮る許可を得ることにした
得ることにした
エル子、戸にした
何を戸にしたんだろう?
世の中って謎だらけね・・・。
先生、この衣装がとっても素敵なので
記念のお写真をここで撮りたいのですが構いませんか?
エル子ちゃん久しぶりですね
写真ですか?
う~ん・・・知的なエル子ちゃんも素敵ですが
私は久遠の森の世界樹の丘をオススメしますよ
世界樹の丘といえば「私達エルフが太古より祀ってきた神聖な土地」と、あの地の管理人であるイココおばあさんも言ってた
そんな神聖な土地でエルドナ様の衣装に包まれたお写真を撮る
それは名案だわ
私は先生の提案に従い世界樹の丘へと急ぐ
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イココさんは世界樹の丘の管理人を自ら買ってでた人
神聖なる地、故(ゆえ)にワシごときが中に入るわけにはいかない
と言って頑なに久遠の森から動こうとしない堅物でもある
ツスクルの中でも、このスパッツを着こなせるのはこの方だけ
なぜスカートを着用せずにスパッツ姿なのか?
その謎はツスクルの七不思議にも入っている
入ってないかもしれないけれど
入ってることにしておきましょう
今度、スカートをプレゼントしようかしら?
喜んでもらえるといいのだけれど・・・。
近づいた私の方も見もせずにイココさんが私に声をかけてきた
何のようじゃ?
こんにちは、イココさん
世界樹の丘でお写真を撮りたいのです
なんじゃと?
ワシの目が黒いうちは
「何人(なんぴと)たりともここは通さん!」
と思っていたが・・・。
なあ、ワシの目は黒かったかな?
紫に見えます・・・。
イココはため息を吐くと肩を落とす
じゃよな・・・。
私の目が黒くならないうちに通るがいい・・・。
イココさんのめは黒くなる日がくるのだろうか??
そんな疑問を抱え、旅の扉の中へ入る
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流石に聖地だ
スゥーっと息を吸い込んでみると空気がとても美味しい
風のパワーを凄く感じる
ここなら素敵なお写真が撮れそう
私は様々なアングルからお写真を撮りまくった
前回のお写真をすべて失敗したので、通信講座に申し込んだのは正解だったわ
パシャ活って凄く楽しい
もう一度、大きく息を吸い込み神聖な気を身体いっぱいに取り込んだ
この素敵な衣装をずーっと着ていたい
私は家のために作られた女
課金の衣装を手に入れるなんて夢のまた夢・・・。
なんて思っている時だった
素敵衣装は花びらのように散ってしまった・・・。
後に残ったのは、いつもの衣装を着た私・・・。
楽しい時間は終わってしまった・・・。
貸衣装のお時間って思っていたよりも凄く短いのね
私の気持ちを表すように雨まで降ってきた
落ち込む私にイココさんが優しく声をかけてきた
時というのは永遠ではない
だからこそ、今を大事に生きる必要がある
イココさんの言葉が私の小さな胸に刺さる
いったいイココさんとは何者?
もしや・・・ツスクルの学び舎にコッソリと伝わる
伝説の老師・・・IKKOKO・・・。
ああ、懐かしい名前だ
そんな名前で呼ばれていた頃もあったな
男性だったのですか・・・。
フォッフォッフォッ
皆には内緒じゃよ
口の前に指を一本立てると片目を瞑りウインクをするイッココさん
ゴメンナサイ、少しだけ冷や汗が出た理由は誰にもいいません
この小さな胸に秘めておきます
イッココさんの秘密を知ってしまった私は素敵衣装のことなど、どうでもよくなってしまった
家に帰ろうかな・・・。
そうそう、ツスクル名物の秋刀魚入りタイヤキと
苦々しいヨモギ餅も忘れずに買って帰ろう・・・。
その日、私は夢を見た
エルドナ様が素敵衣装をドレスアップした物を私に用意してくれたのだ
ちっパイは正義なのだわ
夢の中でも相変わらずのエルドナ様だ・・・。
夢講義で成り立ちを延々と喋り続けるエルドナ様
そろそろ起きようかしら・・・。
起きたら気づくでしょう
夢の世界でエルドナ様が用意してくれた衣装を自分が身につけていることに・・・。
ちっパイ以上の正義はないのだわ!
そこには、高らかに笑うエルドナ神の笑い声がいつまでも響いていたとさ
終わり
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